大気観測装置の搭載、予定の全機改修完了

弊社は、環境活動の一環として航空機による大気観測プロジェクトに参画し、整備カンパニーが中心となり航空機搭載用大気観測装置の製造と機体搭載についての技術検証を担当して参りましたが、去る11月1日、これらの装置の搭載が、計画していた全ての機体について完了いたしました。

このプロジェクトは文部科学省の科学技術振興調整費を得て、多くの関係機関による共同研究体制のもとで実施されたものであり、(財)日航財団を中核機関として、東北大学、(独)国立環境研究所、(独)宇宙航空研究開発機構 (旧航空宇宙技術研究所)、および気象庁気象研究所の各機関と、(株)日本航空インターナショナル、(株)ジャムコの各社が共同して計画を推進してきました。

弊社が製造した大気観測装置は、CO2濃度連続測定装置 (CME: Continuous CO2 Measuring Equipment )、および自動大気サンプリング装置 (ASE: Automatic Air Sampling Equipment) の2種類で、これらの装置が(株)日本航空インターナショナル社のボーイング747-400型機2機、ボーイング777-200ER型機3機(CMEのみ)、及び(独)宇宙航空研究開発機構のビーチクラフト65型機1機(CMEのみ)に搭載されました。

大気観測装置が搭載されている航空機からは、観測データが続々と取得されており、国立環境研究所において、分析、解析が行われております。今回、観測に利用できる航空機が増えたことで、より多くの観測データが取得できることになりました。

これらの観測データは地球温暖化の研究に絶大な効果をあげるものと期待されており、弊社では今後も、ASEおよびCMEのメンテナンスの分野でこのプロジェクトに継続して協力してまいります。




747-400型機 前方貨物室

前方貨物室後方のウォータータンクの向って左側がCME、右側がASEです。