温室効果ガス観測プロジェクト(CONTRAILプロジェクト* )による観測結果の分析により、インド・デリー周辺の冬小麦が都市排出を上回る二酸化炭素を吸収していることが明らかになったことについて発表しました。この研究成果は、2016年11月19日に米国地球物理学会発行のGeophysical Research Lettersに掲載されています。

*CONTRAILプロジェクト:当社の二酸化炭素濃度連続測定装置(CME:Continuous CO₂ measuring Equipment)と自動大気サンプリング装置(ASE:Automatic Air Sampling Equipment)を日本航空が運航する旅客機に搭載して上空における温室効果ガスの分布や時間変動を高頻度・広範囲で観測するプロジェクトです。完全自動化された連続測定装置を使った二酸化炭素濃度の観測は世界で唯一の取り組みです。このプロジェクトは国立環境研究所、気象研究所、日本航空株式会社、JAL財団と共同で実施しています。

大気観測プロジェクトCONTRAILについて(英文サイト)

※ CONTRAILプロジェクトは、環境省の委託事業の成果として/支援を受けて(定常)観測が行われています。