標準型ビジネスクラス・シート「Venture」が、エア・ヨーロッパ航空に採用されることになりました。今回、エア・ヨーロッパ航空が導入するボーイング787-9ドリームライナー16機（32席/機）に採用され、初号機は2019年9月のデリバリーが予定されています。「Venture」シートは、2018年4月に発表しましたKLMオランダ航空に続いて2社目の採用となります。

 

　当社の航空機内装品・機器事業本部　加藤事業本部長は、「エア・ヨーロッパ航空から「Venture」シートのデザインと品質に対して高評価を頂き、採用されたことは大変喜ばしく思います。今回の採用を起点に同社との信頼関係の構築に取り組んでまいります。」と語りました。

 

　エア・ヨーロッパ航空のプロダクト兼カスタマーディレクター サンドラ・レニス氏は、「当社は乗客の快適さを重視しており、快適さと品質面においてVentureシートは最大限の期待に応えています。当社は絶えず機内の卓越性に注力していくと共に当社の新しいビジネスクラス・シートが搭乗されるお客様の幸せに貢献するものと確信しています。」とコメントされております。

 

　「Venture」シートは、当社グループが標準プラットホームによるモジュラーデザインでフレキシブルな対応が可能であり、航空機の機体空間に美しく調和させたシートとして、独自に企画・開発した製品であり、次の特徴を有しています。

・フルフラット仕様で、18.5インチの個人モニターなどの装備を有し、居住性と快適性を確保

・全席通路側スタイルを採用し、各席から直接通路へのアクセスが可能

・先進的なデザインと斜めに配置するヘリンボーン配列により、限られた客室内で、より美しく効果的な配置が可能

・コンポジットを用いた一体成型による部品点数の大幅な削減（45％※）により、環境への配慮と軽量化、整備性の向上を実現（※当社ビジネスクラス・シート製品比）

 

　今後も当社グループは、お客様の要望を取り入れながら、安全性、美しさや使い易さ、人間工学的デザインを合わせ持った質の高い航空機内装品を製造することで、より快適な空の旅の実現に取り組んでまいります。