当社、株式会社ジャムコ(本社:東京都立川市、代表取締役:大喜多治年、以下「当社」)は、この度、『空飛ぶクルマ』(※1)を開発する株式会社SkyDrive(本社:愛知県豊田市、代表取締役CEO:福澤知浩氏、以下「SkyDrive社」)とサポーター契約を締結、ジャムコの航空機客室内装品開発のスペシャリストがSkyDriveに出向する形で、協業を開始する事をお知らせします。

 

SkyDrive社が開発中の『空飛ぶクルマ』の実用化に向けて、当社からはその機体構造・内装設計業務、認証取得業務に資する航空機内装の設計開発技術、認証技術、航空機の運航・整備等に関する技術を同社へ提供し、エアモビリティ社会の実現を共に目指してまいります。

 

SkyDrive社は2018年7月に設立され、『空飛ぶクルマ』の実用化を目指し、「100年に一度のモビリティ改革を牽引する」ミッションを掲げ、日常的な移動に空を利用できる未来のモビリティ社会の実現を目指しています。2019年に日本で初めて『空飛ぶクルマ』の有人飛行に成功し、現在2人乗りの機体を開発しています。2025年に大阪ベイエリアにおいて『空飛ぶクルマ』を利用したサービスの開始を目指しています。

当社グループは、旅客機の客室内装品(厨房設備、化粧室、座席等)の製造、航空機用炭素繊維構造部材の製造、各種航空機の整備事業を行っています。また、当社グループでは、FAA(米国連邦航空局)からの委任を受けて型式証明等の認証業務を代行する米国拠点を有しており、機体改造設計等の業務に関する豊富な知識、経験を有しています。

※1 空飛ぶクルマとは:

明確な定義はないが、「電動」「自動(操縦)」「垂直離着陸」が一つのイメージ。諸外国では、eVTOL(Electric Vertical Take-Off and Landing aircraft)やUAM(Urban Air Mobility)とも呼ばれ、新たなモビリティとして世界各国で機体開発の取組がなされている。モビリティ分野の新たな動きとして、世界各国で空飛ぶクルマの開発が進んでおり、日本においても2018年から「空の移動革命に向けた官民協議会」が開催され、2030年代の本格普及に向けたロードマップ(経済産業省・国土交通省)が制定されている。

(参考)『空飛ぶクルマ』テストフライト (画像提供:SkyDrive)