当社が国立大学法人東海国立大学機構 名古屋大学(以下、名古屋大学)等と共同で研究する、リサイクル炭素繊維の連続化技術及び航空機適用技術の研究が、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の先導研究プログラム/エネルギー・環境新技術先導研究プログラムの2023年度テーマとして採択されました。

 

 この研究は名古屋大学を代表提案者として、当社、一般財団法人ファインセラミックスセンター(JFCC)、株式会社SUBARUと共同で進めるものです。

 

 炭素繊維複合材は軽量かつ強度に優れる特長があり、工業製品に幅広く使用されています。なかでも航空機分野では、客室内の壁面や、機体や翼を支える構造材等において活用が進んでおり、機体の軽量化が燃料消費の節減やCO2排出量の削減にも寄与するなど、必要不可欠な素材となっています。

 一方で、環境負荷の高い航空機の製造においても脱炭素化の動きが加速しており、置換材料としてサステナブル炭素繊維の技術開発が求められています。

 

 当社は共同研究において、航空機分野へ炭素繊維複合材を納入してきた知見を生かして取組み、研究成果の社会実装を目指します。

 

 当社は今後も、CO2削減や資源の有効利用など持続可能な社会の実現に向け、技術力を通じて社会に貢献してまいります。