本日、当社は、ベインキャピタルによるAerospace Technologies Group(ATG)の買収を発表しました。
1998年に設立されたATGは、民間及び商業航空向けのウィンドシェード・システムにおけるトップクラスの開発・サプライヤーです。CEOを務めるMario Cesteのリーダーシップのもと、売上高は6,000万ドルを超え、世界中の航空機OEM向け電動ウィンドシェードで最大のティア1サプライヤーに成長しています。主力の商用航空宇宙製品は、乗客とクルーがボタン操作でウィンドシェードを操作できるaerBlade®ウィンドシェード・システムです。これにより、離着陸時の客室乗務員による客室内点検が不要となります。
ATGの本社と研究・開発拠点は米フロリダ州ボカラトンにあり、さらにドバイとトゥールーズにも拠点を構えています。当社とATGは、ベインキャピタル傘下の共同オーナーシップ体制の下、Kate Schaeferが両社の代表取締役会長を務める独立した企業として運営されます。
ワイドボディ機向けのaerBlade®に加え、ATGのウィンドシェードは、ボンバルディア、ガルフストリーム、テキストロン・アビエーション(セスナ)など主要なビジネスジェットのプラットフォームにおける標準オプションとなっています。ATGはワールドクラスのオペレーションが評価され、2022年と2023年にはボンバルディアの「ダイヤモンドサプライヤー賞」を受賞しています。
当社代表取締役会長 Kate Schaeferのコメント
「ATGの買収は、当社を航空機内装品のグローバルなリーディングプラットフォームへと変革していくという私たちのビジョンを実現するための第一歩です。ATGのaerBlade®と私たちのビジネスクラスシート、そして内装品開発力及びエンジニアリング認証能力を組み合わせることで、イノベーションの加速をはじめとする優位性を生み出すことができると確信しています。」
ATG CEO Mario Cesteのコメント
「ATGは長年にわたりJacqueline Autry氏のオーナーシップによって支えられてきました。全従業員を代表し、心から感謝申し上げます。同時に、ベインキャピタルのオーナーシップの下、新たな成長のステージを迎えることを大変楽しみにしており、ジャムコとのパートナーシップを通じて多くの新しい機会が生まれることを確信しています。」
ベインキャピタル マネージングディレクター ガッタス ニックのコメント
「Mario氏とATGのチームと共に新たな成長のステージに進み、プロダクトイノベーションとカスタマーサポートにフォーカスしたATGの強力な起業家精神の文化を継続できることを大変嬉しく思います。」
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アドバイザーについて
ATG専属フィナンシャルアドバイザー(KALキャピタル)、同リーガルカウンシル(Sheppard Mullin)
ベインキャピタル専属フィナンシャルアドバイザー(Seabury Securities)、同リーガルカウンシル(Ropes & Gray)
Aerospace Technologies Groupについて
Aerospace Technologies Group(ATG)は、小型・中型・大型のビジネスジェットと商用機(ボーイング777-300ER、エアバスA380、A350など)向けの先進的なウィンドシェード・システムにおけるリーディングイノベーターです。1998年に設立され、米フロリダ州ボカラトンに本社を置くATGは、aerBlade®、aerLuxe™といったウィンドシェード製品とウィンドシェードを「コネクテッドキャビン」に統合する最先端の次世代エレクトロニクス技術により、航空キャビンコンポーネントのスタンダードを一貫して築いてきました。近年はドバイとトゥールーズにも拠点を拡大し、乗客の快適性と調光性能を向上させる世界クラスのサポートと先進的なソリューションを提供し続けています。
詳細については、www.atgshades.netをご覧ください。