当社のビジネスクラスシート「Venture」が、KLMオランダ航空(以下、KLM)のボーイング777型機(以下、777)のワールドビジネスクラスシートに採用され、2023年6月より運用が開始されました。

 これまでVentureは、ボーイング787型機(以下、787)向けシートとして開発、供給してきましたが、777への搭載にも対応できるよう設計されており、今回初めて777に採用されたものです。

 

 Ventureの特長は、以下の通りです。

  ・機能的で洗練されたデザイン

  ・全通路から直接出入りできる快適性

  ・衝撃を吸収するバックシェル(特許取得済み)

  ・部品点数の大幅な削減による整備性の向上

  ・業界最軽量ビジネスクラスシート ※当社調べ

  ・軽量化と部品削減によるサステナビリティの実現

 

 KLMは2019年にVentureを787に採用した、初の航空会社です。その運航を通じた顧客調査の結果に基づき、KLMと共にさらに改善したVentureの777への搭載が実現しました。具体的には、プライベートな空間を実現するスライドドア、長時間フライトの負担を軽減するマッサージ機能などを新たに追加し、プライバシーと快適性を向上しています。

 KLMは2024年中に、対象全31機のVentureへの換装を完了するとしています。

 

 777は世界的に運航機数が多く、今般の他機種展開により各国航空各社の機体客室改修(レトロフィット)においてVentureは新たな選択肢となります。これは当社の航空機シート事業の今後の展開に大きな弾みをつけるものと期待しています。

当社グループでは「Always fly together」のスローガンの下、シートをはじめとする航空機内装品の快適性とサステナビリティの更なる追求に今後も取り組んでまいります。