当社と国立研究開発法人 宇宙航空研究開発機構(以下、JAXA)は、身体障がい者にとって長い間課題となっていた、空の旅におけるラバトリー(機内トイレ)の問題を解決する、ソーシャルイノベーションのコンセプトを提案し、実寸大モックアップを国際福祉機器展(2024年10月2日~4日、東京ビッグサイト)に出展します。
提案する「メタモルフィック・ラバトリー」は、2つの隣り合うラバトリーユニットと、ラバトリーに隣接するクロスアイル(左右のドアを繋ぐ機内通路)を結合し、これまでにない大きな空間を創出するものです。これにより、全介助の必要な身体障がい者であっても、地上のバリアフリートイレと同じようにラバトリーを使用することが可能になります。
それだけでなく、航空機のラバトリーは公共施設として「誰にも寄り添うトイレ」であることが求められることから、様々な乗客のニーズを取り込み、誰にとっても使いやすいバリアフリー設備に仕上げました。
「メタモルフィック・ラバトリー」は当社とJAXAの共同研究により、本年1月にコンセプトを公表しました。その後に実寸大モックアップの製作に取り組み、今回の国際福祉機器展が、初の出展です。