2025年9月24日、株式会社ジャムコ(以下、ジャムコ)と川崎重工業株式会社が共同開発する「革新的製造プロセスによる熱可塑性複合材胴体スキンストリンガパネル」が、一般財団法人 先端材料技術協会(SAMPE Japan)の2024年度製品・技術賞を受賞しました。
受賞した技術は、熱可塑性CFRP(Carbon Fiber Reinforced Plastics:炭素繊維強化プラスチック)を用いて航空機の胴体構造を製造する技術であり、ジャムコはこのうち「胴体ストリンガ」の製造開発を担当しました。熱硬化性CFRP部材の製造で実績のあるADP技術(ADvanced Pultrusion)をもとに、新素材である熱可塑性CFRPを用いた部材製造に向け、量産を想定した工法を開発しました。
ジャムコは2019年から航空機分野への熱可塑性CFRP適用を研究しており、今回受賞した胴体ストリンガをはじめとした、機体構造を支える各種構造部材の研究開発に取り組んでいます。
CFRPは、強度を維持しながら金属部品よりも軽量化を実現することができ、運航時のCO2排出量削減につながることから、近年の旅客機開発において積極的に採用されています。新素材である熱可塑性CFRPは、2次的な成形加工が可能で、再加熱により部材同士を接着(溶着)することができ、ファスナーレスなど組立工程の削減、および更なる軽量化が期待されます。
当社では、サステナビリティ課題への取組みのひとつとして「カーボンニュートラルへの取組み」を掲げており、これからもその実現に向けて邁進してまいります。
この成果は、NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)の次世代複合材創製・成形技術開発事業(JPN20010)の結果得られたものです。
<熱可塑性複合材胴体スキンストリンガパネル>
<胴体ストリンガ>
