当社のADP製法による炭素繊維複合材(CFRP部材) が、大成建設株式会社の防振遮音構造フレーム「T-Silent® CFRP Frame」に採用され、優れた施工性が確認されました。

ADP (ADvanced Pultrusion)は、当社が開発したCFRP部材の連続成形製法で、理論上長さの制限がない部材が製造できること、真直性や直角度などについても極めて高い精度を実現できることが特徴です。この製法によるCFRP部材は、A350を除くエアバス機の垂直尾翼一次構造部材や、エアバスA380型機の二階床構造部材として採用されています。

構造フレームに使用する場合の当社製CFRPの利点

写真提供:大成建設株式会社
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写真提供:大成建設株式会社

一般的に防振遮音構造のフレームとして使用される鉄骨部材の重量と比較して約1/11と非常に軽量で、揚重機などを使用する必要がありません。

鉄骨部材を使用した場合と比較すると、施工時間を約1/3の5時間に短縮することが可能です。

CFRPを用いた防振遮音構造は、軽量であり施工上の制約を受けることが少なく、必要とされる遮音性能を容易に確保することができるため、音楽スタジオをはじめ静謐性が必要なさまざまな規模の空間への適用が可能です。

当社は、今後も航空業界で培った技術の一つであるADP製法の特性を活かした提案を通じて、建物の新築・改築工事など、新たな事業領域での展開を目指してまいります。

本音響実験棟で使用したCFRP部材は<br/>長さ6 m、重量17kg
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本音響実験棟で使用したCFRP部材は
長さ6 m、重量17kg
A380二階床構造部材(当社製CFRP部材)
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A380二階床構造部材(当社製CFRP部材)