航空機シート業界の現状

航空機シートの事業において、その業界の実態は、大手2社の寡占市場と言われ、参入のハードルの高さは、他分野において突出しており、ジャムコでも、以前から進出に向け、社内的な準備を進めていましたが、なかなか参入のチャンスはありませんでした。

現在でも、ギャレーやラバトリーのライバルでもある、欧ゾディアック社、米B/Eエアロスペース社の2社で市場のほぼ7割を占有している状況となっており、エアラインや航空機メーカーは選択肢が限られ、要望や納期が希望どおりにならないという問題を抱え、頭を悩ませている状況でした。

新しい分野でシェアを勝ち取るためには、高品質且つ正確な納期が必須

エアラインや航空機メーカーの要望には、乗客に喜びを与えるためのサービス向上への想いが込められています。

航空機シートにおいては、これに応えられる技術力と発想力が必要であり、特に「品質」「納期」の問題をクリアし、他社とは違う、既成概念にとらわれない新しい価値を作り出していくことは、重要な課題といえます。

ジャムコは、企業規模だけで見ると、他社よりも小さいですが、主力のギャレーやラバトリーでは、「高い品質」と「正確な納期」を評価されており、それらは、航空機シートの業界においても、高い競争力を持っております。

また、「快適性の高さ」「配置の柔軟性」など、トータル・インテリア・インテグレーションによる強みを存分に活かした製品開発により、今後大きなシェアの獲得へ邁進してまいります。