お客さまにとって機内唯一のプライベートルームとも言えるラバトリー(化粧室)。10数時間にも及ぶフライトでは、化粧室で過ごす時間も大切な旅のアクセント。限られた空間のなかでいかに快適で、くつろげる空間を演出するか、質感、機能に徹底的にこだわる一方で、「軽量」という絶対条件に対してはコア・コンピタンスである「軽量化技術」を駆使し、これを具現化してきました。また、航空機に最も重要である安全への配慮は言うまでもありません。
ジャムコのラバトリーの世界シェアはおよそ50%(中大型機:当社調べ)。787型機をはじめ、ボーイング社のワイドボディ機に搭載されるラバトリーはすべてジャムコ製です。また、777、787型機には航空機では初となるビデ・システムの搭載を実現し、独占供給しております。これは、品質、納期、コストへのニーズに的確に応えるだけではなく、「安全で快適」をジャムコが提案し続けるからなのです。
先端技術が満載されたボーイングの新型旅客機787をはじめ、747、767、 777型機に独占供給をしています。
大手航空会社のファーストクラス用豪華化粧室も多数手掛け、卓越した製品を創造し続けています。
衛生面への配慮が重視される昨今、ワンプッシュやタッチレスで作動する給水栓が、簡単で手頃に装備を一新させます。ご利用になるお客さまにとっても易しいのはもちろん、既存の給水栓と互換性を持った壁取付タイプと洗面台取付タイプの両方を用意しています。
洗面台、鏡、照明類はサービス、クラス及び航空機型式に応じてお選びいただくことが可能で、美観を増す一方で重量の軽減を実現しています。
ボーイング、ANA、TOTOとの共同開発。機体の揺れ、貯水タンクの制限など数多くの難題を解決して温水洗浄便座の搭載を実現しています。
衛生面に配慮して開発したタッチレスの洗浄スイッチはボーイング787型機のラバトリーに標準装備されています。
世界初!「手を触れずに出られる機内トイレのドア」(ハンズフリーラバトリードア)をANAと共同開発
コロナ禍において空港・機内等で清潔・衛生的な環境を提供する取り組み「ANA Care Promise」を展開する全日本空輸(株)(ANA)と共同で、手を触れずにラバトリーのドアを開閉できるハンズフリードアノブ・ドアハンドルを開発し、2021年4月30日から世界で初めてANA国内線の航空機で導入が開始されました。
ANAと共同開発したハンズフリードアノブ・ハンドル
ボーイング787、777型機など国内線の中・大型機を中心に導入される計画であり、その他の機材に付いても導入に向けて検討が行われている