より高いコンプライアンス・品質意識を醸成し、改善に全力で取り組むと共に着実な成長をめざしてまいります。

2020年3月期の業績について

 

株主・投資家の皆さまにおかれましては、平素より格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

 

20203月期、航空輸送業界では、新型コロナウイルス感染症の世界的拡大の影響で、各国において渡航禁止令が発出されるなど、それまで堅調であった旅客需要が急激に減少し、経営環境は大きく悪化しました。又、航空機メーカーにおいても、航空需要の急激な落ち込みにより、ボーイング、エアバス共に大幅な減産が計画される状況になりました。

 

当社グループでは、航空機内装品等製造関連・航空機シート等製造関連においては、2019年3月26日に公表しました不適切な品質事案に対して、原因究明・安全性の検証を行なうと共に是正・再発防止に取組み、より高いコンプライアンス・品質意識への変革を進めました。

航空機器等製造関連においては、生産性改善に取組むと共に、これまで培った金属加工技術を生かし、内装品やシート部品の内製化を進めました。

航空機整備等関連においては、飛行安全の確保と品質向上の取組みを継続すると共に、エアライン向け機体整備の拡大に努めました。

 

こうした活動の結果、新型コロナウイルス感染症が世界的に拡大するまでは堅調であった航空需要を背景に製品の出荷が進み、連結売上高は前期から増加しましたが、利益については不適切な品質事案への対応により一時的に発生した追加費用などにより減少しました。

当連結会計年度の経営成績は、売上高91,535百万円(前期比7,467百万円増)、営業利益1,807百万円(前期比2,513百万円減)、経常利益1,178百万円(前期比2,112百万円減)、親会社株主に帰属する当期純利益605百万円(前期比1,304百万円減)となりました。

なお、配当金につきましては、1株あたり20円(連結配当性向88.6%)とさせていただきました。

 

新型コロナウイルス感染症の終息時期が不明な状況であり、当面は厳しい経営環境が続くと想定していますが、今後も、より一層、業務プロセスの改革、新規分野への投資及び人財育成を継続・発展させ、長期的には拡大する市場のなかで着実な成長をめざしてまいります。

 

今後とも一層のご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。