当社は、2019年3月26日付の「不適切な検査業務および第三者による特別調査委員会設置について」にて公表した不適切な事案に関して、同年8月20日付で国土交通省東京航空局長殿より、航空機内装品・機器事業本部に係る認定事業場(認定番号第094号)に対する業務改善命令を受領いたしました。

当社は、業務改善命令を厳粛に受けとめると共に、不適切な品質事案に関して調査を委託した第三者による特別調査委員会からの提言を踏まえて策定した再発防止に係る諸施策について、当社グループ一丸となって鋭意取り組んでまいります。又、このような事態を再び繰り返すことがないよう、品質第一、コンプライアンス遵守の企業⽂化を再構築し、信頼回復に努めてまいります。
又、新型コロナウイルス感染症拡大は航空機による移動制限をもたらし、世界中のエアライン及び機体メーカーは減便・減産を余儀なくされています。航空業界に事業の軸足を置く当社グループにとっても、非常に厳しい経営環境に直面しており、今後の市場動向を的確に捉えつつ、あらゆる経営課題に慎重かつスピード感をもって取り組んでまいる所存です。

当社グループでは、これらの課題を踏まえて、次のような取組みを推進してまいります。

事業別の対処すべき課題は次のとおりです。

航空機内装品等製造関連

  1. 措置報告書の是正策を確実に実行すると共に、品質システムの改革に取り組む。

  2. 生産プロセスの改革を行い、生産管理基幹システム更新、資材管理プロセスと技術開発プロセスの改善を進め、安定した生産体制の構築に努める。

  3. 部品内製化、スペア部品供給体制の充実と委託先管理の強化、海外委託先開拓などの施策を推進し、サプライチェーンマネジメントの強化に努める。

  4. 開発コストとリードタイムの削減、グループ会社を含めた技術リソースの有効活用と作業量の平準化を実現し、技術競争力の向上を図る。

航空機シート等製造関連

  1. Venture Seatの受注拡大に向けて販売を強化すると共に、安定的な生産による量産化を進め、安定収益化を図る。

  2. 標準型プラットフォームを活用した次期プレミアム・シートへの投資と魅力的な製品開発を進め、継続的な成長戦略を策定して事業を推進する。

  3. グループサプライチェーンの連携強化を図り、生産効率を向上する。

航空機器等製造関連

  1. 技術的付加価値の高い製品の受注拡大を図り、競争力を強化する。
  2. 設計製造能力の向上を図り、提案型の新たな製品開発により事業領域拡大を推進する。
  3. 機器製造の技術力を内装品事業・シート事業へ応用し、内製化製品の生産数増大を図り、新たな内製化製品の検討を進める。

航空機整備等関連

  1. 飛行安全の確保と品質保証体制のたゆまぬ強化を図る。
  2. 付加価値の高い新たなビジネスへの取組みを強化する。
  3. 安定した収益を上げることのできる事業基盤を構築する。