当社の生産委託先である株式会社宮崎ジャムコにおいて不適切な検査業務が実施されていたことが判明し、国土交通省航空局による当社及び株式会社宮崎ジャムコへの立入検査の実施、並びに当社と利害関係のない第三者による特別調査委員会を設置したことを2019年3月26日に公表いたしました。当社では、当該事象発覚後速やかに社内に品質業務改善チームを設置し、引き続き原因究明と共に再発防止に向けた諸施策を進めております。又、現在調査を進めている特別調査委員会による調査結果を踏まえた是正・再発防止対策等にも鋭意取り組んでまいります。

当社グループでは、この度の品質事象を重く受け止め、「品質第一へのコミットメント」と「コンプライアンス遵守」が会社存続と発展の礎であることを改めて銘記し、企業文化・組織風土の再構築を強い意志をもって推進し、信頼回復へ向けて全力で取り組んでまいります。又、それと並行して、従前より取り組んでいる業務プロセスの改革、新規分野への投資及び人財育成を継続・発展させ、更なる成長を目指してまいります。

事業別の対処すべき課題は次のとおりです。

航空機内装品等製造関連

  1. 航空機メーカーとの長期安定契約の確実な更新と次期新型機向け内装品の新規契約確保への取組みを強化する。

  2. 収益改善に向けて既存の主力内装品のコストダウンを推し進めると共に、エアラインが求める独自仕様の製品やレトロフィット(客室改修)の受注拡大に努める。

  3. 品質・コスト・リードタイムをより一層改善すると共に、技術部門の設計開発プロセスの改善を進めて競争力の向上を図る。

  4. 海外拠点の戦略的再編を進め、応需能力の拡大を図ると共に、為替変動リスクに対応する。

航空機シート等製造関連

  1. スタンダード・シートの開発・販売を強化することにより、効率の良い開発への移行と製造プロセスの改善を促進し、安定収益化を図る。

  2. 次期スタンダード・シートへの投資と魅力的な製品開発を進め、継続的な成長戦略を策定して事業を推進する。

  3. グループサプライチェーンの連携強化を図り、生産効率を向上する。

航空機器等製造関連

  1. 技術的付加価値の高い製品の受注拡大を図り、競争力を強化する。
  2. 設計製造能力の向上を図り、提案型の新たな製品開発により事業域拡大を推進する。
  3. 機器製造の技術力を内装品事業・シート事業へ適用しシナジー効果を高める。

航空機整備等関連

  1. 飛行安全の確保と品質保証体制のたゆまぬ強化を図る。
  2. 付加価値の高い新たなビジネスへの取組みを強化する。
  3. 安定した収益を上げることのできる事業基盤を構築する。
  4. 整備事業を通じて得た情報を内装品・シート・機器製造事業へフィードバックすることで、グループ経営におけるシナジー効果を高める。