ジャムコはギャレーやラバトリーだけでなく、着実に築き上げてきた溶接、熱処理、ロー付け、非破壊検査などの特殊工程技術を駆使し、精密な航空機器の数々を製造しています。
また、国際特殊工程認証制度Nadcap や、航空宇宙関係にて要求される品質マネジメントシステムJIS Q 9100の認証に裏付けされた、厳しい品質保証システムを導入し、高い安全性と信頼性のあるものづくりを推進しています。
航空機に装備される空調システムの核となる機器です。極めて複雑な構造が要求され、真空炉やディップ炉によるロー付け作業、精密な溶接・加工、非破壊検査など、高度で特殊な作業が必要とされます。
当社が独自に開発し特許を取得した、炭素繊維複合材(CFRP)の連続成形製法です。エアバスA380型機の二階床構造部材に独占供給を続けているなど、多方面で活躍しています。
ジャムコでは、今のポジションに満足することなく、ギャレー、ラバトリーで培った航空機に関する製造技術・知識を生かし、航空機内のシート開発・製造をあらたな事業の柱として設定しました。
従来の内装品製造とのシナジーも生かし、サプライチェーンの強化や、品質・コスト・リードタイムをより一層改善することで企業としてのさらなる成長を目指しています。
ユニークなシート配列により、広い居住スペースを確保しつつ、より多くの座席数を実現した「Venture」。手荷物収納スペースも十分確保されています。
ジャムコでは従来の内装の概念にとらわれず、航空機のあらたな客室を創造する、革新的なコンセプトや機能を提案していきます。
「Space X」ファーストクラスシートとビジネスクラスシートにより構成し、機内における食事サービスや映画鑑賞など、様々なシーンで快適で安全な個室空間を表現しました。また、ビジネスクラスシートでは、中央の座席からでも通路に直接出入りできるのが特徴です。
「Galley X」ギャレーの収納量はそのままで床面積を縮小しました。乗客のスペースを確保できるカートリフターや、タッチパネル式コントローラーなどシンプルでありながら機能的で美しいデザインにより、革新的な機内の「おもてなし」を表現しました。
「Lavatory X」洗練されたデザインと、タッチレスや人感センサーなどの新技術を融合し、清潔でユニーク、且つ機能的にもインテリアとしても今までにない斬新さを訴求した未来の航空機用化粧室です。