ADP (ADvanced Pultrusion) とは当社が独自に開発し、特許を取得した、プリプレグを用いた炭素繊維複合材(CFRP)の連続成形製法です。
炭素繊維構造部材は今後ますます航空機に使用される見込みであり、新工場稼働による生産体制を整え、さらなるADPの研究開発に取り組んでおります。
ジャムコがADP製法により製造した、垂直尾翼一次構造部材であるストリンガー、スティフナーは、エアバス機(A350を除く)に使用されています。また、エアバスA380型機の二階床構造部材については2003年から独占供給を続けております。
その他、ADP製法はその特性を生かし、以下のような様々な部材の製造に応用することができます。
- H、I、L、T、Z、Ωなど様々な断面形状の床構造用部材、主翼用・垂直及び水平尾翼用の補強部材など
- 曲率を有する部材
- ハニカムパネルの連続成形
また、ジャムコは、部材だけではなく、組立品レベルでも製品を供給することが可能です。