

航空機は1機当たり数百万個もの部品でつくられると言われています。航空機産業の部品市場の裾野は現在欧米のメーカーが広くシェアを展開しています。
そんな航空機の部品、中でも内装品分野において、ジャムコは日本国内では数少ない業界最大手のボーイング社、エアバス社の2社に最新の技術と安定した品質で製品を納入しています。

ジャムコは1970年から、727型機向けギャレー(厨房設備)の受注にはじまり、すべてのボーイング社の機体向けにギャレーを供給しています。また、ラバトリー(化粧室)の供給は、1979年の767型機向けにはじまり、その後もボーイング社に対して747、777、787型機向けに独占供給を行っています。
また、エアバス機向けにはギャレー(厨房設備)及びギャレーインサート(厨房設備に搭載する調理用機器など)を供給するなど、高い技術力で安定した品質の製品を大手2社に安定的に納入しています。

※出典:日本航空機開発協会「平成27年度版 民間航空機関連データ集」
ジャムコではボーイング社に対して、広胴機向けにラバトリー(化粧室)を、787型機向けにギャレー(厨房設備)を独占的に提供しており、同社の発表している受注機数はそのまま弊社の納入・生産数に比例します。
ギャレーはエアバス機やボーイング社の787型機以外の機種を使用するエアラインから引き合いを受けて製造しますので、航空機メーカーの受注機数が多ければ、弊社が内装品を受注するチャンスが広がります。
航空機メーカーの受注残 |
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ボーイング社の受注残機数
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出典:ボーイング社HP、エアバス社HP
(注)2023年9月末時点
航空機用のギャレーは、機内の限られたスペースで客室乗務員が最も効率良く使いこなせるよう様々な工夫がされており、同時に耐久性や軽量化も求められます。

航空機の室内という限られた空間のなかでいかに快適で、くつろげる空間を演出するか。質感、機能にこだわる一方で、軽量で高い安全性を確保することが絶対の条件であることは言うまでもありません。
