今後の見通し

当社グループが関連する航空輸送業界では、国内線需要の回復に加え、各国の入国制限の撤廃などにより、国際線需要も回復していることから、既存機の運航機数は増加しており、中大型機の新造機生産機数も堅調に回復することが見込まれます。


このようななか当社グループでは、運航機数の増加によりエアライン向けスペアパーツ需要がコロナ禍前の水準まで回復していることから、スペアパーツ供給体制を強化し、確実に収益確保を行います。又、新造機生産回復に備え全社レベルで業務プロセスの改革、生産体制の効率化を推進し、品質と収益力の向上を目指すと共に、原価低減策を継続することで筋肉質な事業構造を構築し、収益力の改善に努めてまいります。


こうした状況を踏まえ、2024年3月期の連結業績見通しは、売上高71,800百万円、営業利益5,000百万円、経常利益3,200百万円、親会社株主に帰属する当期純利益2,280百万円を見込んでいます。
なお、前提となる為替レートは、1米ドル当り130円としています。


又、当社は株主配当に係る基本方針として、効率的経営に努め収益向上を図ることで、株主の皆様には安定、且つ継続的に還元することを旨とし、連結配当性向20~30%を目安に配当額を決定するものとしております。一方で、感染症拡大等によって甚大な影響を受けたことにより、財務基盤の強化が当面の重要課題であることから、業績予想と財務状況等を総合的に勘案した結果、2024年3月期の配当予想は、1株当たり15円(復配)としています。

2024年3月期の連結業績予想(2023年4月1日~2024年3月31日)

(単位:百万円)

売上高 

営業利益 

経常利益 

親会社株主に帰属する

当期純利益

通 期

71,800

5,000

3,200

 2,280