航空機内装品等製造関連

当事業では、客室内装備の一括供給メーカー(トータル・インテリア・インテグレーター)を目指した事業戦略に沿い、新規品目及びアフターマーケットの受注拡大に向けた種々の施策を継続する一方、新造機 向け内装品の開発製造、生産体制の効率化に努めてまいりました。

当期は、A350型機向け後部ギャレーの出荷を開始いたしました。

当期の売上高は、ボーイングが開発中の777X型機への移行の端境期を迎えたことで現行の777型機向 けギャレー及びラバトリーの出荷数の減少などで、前期に比べ減少しました。

一方、経常利益については、売上高減少の影響がありましたが、スペアパーツ販売の増加、顧客仕様変更に伴う追加売上、コストダウン施策による原価低減及び工事損失引当金繰入額の減少などにより、前期に比べ増加しました。

この結果、航空機内装品等製造関連は、売上高 50,992百万円(前期比 4,319百万円減)、経常利益 6,793百万円(前期比 2,117百万円増)となりました。

航空機シート等製造関連

当事業では、魅力的な製品開発による販売を促進する一方、安定した事業基盤と生産性向上の実現に向けて、コストマネジメントとサプライチェーンの強化に努めてまいりました。

当期は、シンガポール航空のA380型機向けビジネスクラスシートの納入を開始いたしました。また、787型機向けのプレミアムシートを発表するなど次世代のスタンダードシートの開発と販売を進めました。

当期の売上高は、新規プログラムの製品出荷やシートのスペアパーツ販売の増加がありましたが、一部プログラムの納期変更があり、前期に比べて減少しました。

経常損益については、生産効率の改善に努めたものの、新規プログラムの開発・製造工程における初期コストの増加などから経常損失となりました。

この結果、航空機シート等製造関連は、売上高 12,484百万円(前期比 71百万円減)、経常損失 3,641百万円(前期は、経常損失 3,547百万円)となりました。

航空機器等製造関連

当事業では、防衛関連を中心とした熱交換器などの受注拡大に取り組むと共に、炭素繊維構造部材及び航空機エンジン部品等の生産体制の効率化に努めてまいりました。

当期は、航空機エンジン部品の生産は増加しましたが、A380型機の生産減少の影響等により炭素繊維構造部材の出荷が減少しており、前期に比べ売上高は減少しました。

一方、経常利益はA350型機向け炭素繊維構造部材の採算性改善や、航空機エンジン部品の生産効率改善などにより、前期に比べ増加しました。

この結果、航空機器等製造関連は、売上高 6,312百万円(前期比 36百万円減)、経常利益 216百万円(前期比 119百万円増)となりました。

航空機整備等関連

当事業では、飛行安全の確保と品質保証体制のたゆまぬ強化、付加価値の高い新たなビジネスへの取組みの強化に努めてまいりました。

当期は、リージョナル機整備の協定締結などエアラインビジネスへの取組みを推進すると共に、装備品整備で新規品目の整備ビジネスを開始するなど、新たなビジネス展開へ向けた活動を進めました。

当期の売上高は、航空局飛行検査機の日常点検及び整備の契約終了や官公庁関係の一部機体整備の納期変更など完成工事が減少したことから機体整備では低調でしたが、装備品整備の生産は好調に推移したことから、前期に比べ増加しました。

経常利益については、既存の装備品整備の契約見直しの施策や新規品目の受注活動などを推進した結果、前期に比べ増加しました。

この結果、航空機整備等関連は、売上高 8,002百万円(前期比 385百万円増)、経常利益 139百万円 (前期比 75百万円増)となりました。

その他

その他の区分には、連結子会社の㈱オレンジジャムコの事業を含んでおり、航空機内装品等製造関連の補助作業等セグメント間の内部取引が中心で、順調に進めることができました。

この結果、その他の区分では、売上高 0百万円(前期比 0百万円減)、経常損失 4百万円(前期は経常損失 4百万円)となりました。