ジャムコの独自技術、ADP(ADvanced Pultrusion)

ADP (ADvanced Pultrusion) とは当社が独自に開発し、特許を取得した、プリプレグ(※)を用いた炭素繊維複合材(CFRP)の連続成形製法です。

この製法の特徴は、自動化された連続製法により、理論上長さの制限がない部材が製造できることです。それに加えて当社製法は、従来製法に比較して短時間・低コストで部材を製造することが可能です。また、内部品質に優れ、真直性、直角度などについても極めて高い精度を実現しています。

※プリプレグとは、炭素繊維などに樹脂を浸透させたシート状の複合材原材料です。

ADP製法によるメリット

  • 理想的なレジン含有量を持つプリプレグ材での成形により高い機械強度を実現。
  • 低いボイド(※)含有率の実現。
  • 優れた真直性を有し、無限の製品長が可能。
  • 成形の自動化による安定した品質と低コスト。
  • 二次接着が容易。

※ボイドとは、成形品に含まれる微少な空洞のことです。

ADP製法と従来のプルトリュージョン製法(連続引き抜き製法)の比較