築き上げた高い品質と、積み重ねた安定供給による信頼をベースに
ジャムコは新しいステージへと進化しています。

確かな品質や安定した納品管理の実績が評価され 2015年、ボーイング社からサプライヤー・オブ・ザ・イヤー・アワードウイナー12社のうちの1社としてアライアンス賞を、エアバス社よりエアバスサプライヤー・サポート・レイティング2016アワードを受賞し、ジャムコの製品が、安全で確かな品質であると認められました。我々日本人からすると、品質の担保と納品の期日の徹底は、当たり前のことだと思いがちです。ただ、日本企業の少ない航空機業界では、海外からみると、その「Japan Quality」は、非常に高く評価されるポイントとなっております。

ジャムコは、 「Japan Quality」 「ジャムコ Quality」で積み上げた大きな実績をベースに、さらなる未来へ向けて進んでいます。

新しい製品の開発

ICE Rear Galley

ジャムコは、2015年5月20日、エアバス社の最新鋭機A350XWB向けの新型ギャレー、ラバトリーにおける開発、製造、供給、サポートにおいて、契約を締結いたしました。また、今回の締結により、ジャムコは機内装備品におけるサプライヤーの「Tier1(※1)」として、エアバス社のリスクシェアリングパートナー(※2)となりました。

この新しいギャレー、ラバトリーは、「ICE Rear Galley」(ICE/Increased Cabin Efficiencyは客室の効率性向上の意味)と呼ばれ、個別の機内装備品をパッケージで提供するというエアバス社のコンセプトを具現化させたものです。これにより、シートピッチを変えずに快適性を保持したまま、座席を6席多く確保できるようになりました。

※1.「Tier1」
…自社で開発・製造した製品を直接航空機メーカーへ納入する立場にある会社。(一次請負)
※2.「リスクシェアリングパートナー」

…莫大な開発費を必要とする航空機の製造・設計に当たり、開発費やマネージメントのリスクを一部分担する共同開発会社。

ICE Rear Galley

未来のギャレー Galley X

未来のラバトリー  Lavatory X

品質と安定供給の先にあるもの

ジャムコでは、永年にわたりボーイング社と内装品におけるパートナーシップを築き上げてきましたが、実は、エアバス社にSFE(機体メーカーとの契約による供給)としてギャレー・ラバトリーを供給をするのは、歴史上初めてとなります。

過去、エアバス社とは、機器製造関連で、フロアビームやADP製品を中心に20年来の信頼関係があり、また、BFE(エアラインとの契約による供給)ギャレーを通じ、ジャムコの品質と技術においては高い評価を頂いておりました。

ジャムコの強みは、品質、安定供給による過去の高い実績とその信頼によるものが大きく、今回の受注も永年にわたる先達の社員達による積み上げがあり、今回プロジェクトに関わったチームの連携が大きな理由となっています。

我々ジャムコは、その先にはさらなる進化の可能性があると信じ、これからも高い品質と安定供給の維持に邁進してまいります。