当社では、地域の皆さまとの交流や教育・学術⽀援、海外企業との連携による共同研究開発など、さまざまな社会貢献活動を展開しています。

生物多様性の取組み

当社は、気候変動や温暖化など地球環境の変化は、人や動植物にも大きな影響を与えることを認識しています。また、環境保全と生物多様性の課題に取り組み、環境全体に関する情報開示フレームワークである自然関連財務情報開示タスクフォース( Taskforce on Nature-related Financial Disclosures、以下TNFD )へも深い関心を寄せています。

TNFD は2021 年6 月に立ち上がり、民間企業や金融機関が、自然資本及び生物多様性に関するリスクや機会を適切に評価し、開示するための枠組みの構築が進んでいます。また、国際会計基準( IFRS )財団傘下のInternational Sustainability Standards Board( ISSB )は、生物多様性・生態系・生態系サービスに関する新たな基準設定プロジェクトを開始すると発表していることから、当社グループにおいてもTNFD の枠組みを基にした情報開示への取組みが必要と考えています。2023 年度にリサーチを開始して具体的な取組みへの検討を進めていきます。
生物多様性保全活動においては、地域に根差した取組みに参画しており、東京都が企業・NPO などと連携して行う自然環境保全活動である東京グリーンシップ・アクションに参画しています。里山の環境を維持するため、下草刈り、植樹などの活動を通して、さまざまな植物が存続できる環境づくりに協力しています。

神戸市立工業高等専門学校で特別講義を実施

2021 年9 月、神戸市立工業高等専門学校において、エアバス・ジャパンをはじめとする航空関連企業による特別講義に、航空機内装品・機器事業本部技術本部(現 航空機内装品事業部技術管理部)の尾﨑専門部長が講師として「航空機内装品について―概要と開発の実際―」と題した講義を行いました。

 

この講座は神戸市立工業高等専門学校の成長産業技術者育成プログラムの取組みの一つとして実施したものです。当社は、航空機利用の旅客に最も身近なシートを題材として、開発過程を例に、仕様検討からモックアップの製作・試作、最終仕様の決定、航空局の認証試験等を経ての製造、納品に至るまでのプロセスを説明しました。受講した高等専門学校の3 年生・4 年生を中心とした学生たちは、世界規模で開発が進められたことや、開発時の苦労話などに聞き入っていました。

 

当社では、優秀な人財の養成、雇用の創出および技術開発等イノベーションの創出に向けて、今後も大学等の講義 への講師派遣などに積極的に取り組んでいきます。

「アイシティ eco プロジェクト」空コンタクトケース回収活動を各拠点・グループ会社へ拡大

当社は、HOYA㈱のプロジェクトである使い捨てコンタクトレンズの空ケース回収活動に賛同し、2018年9月より活動を開始し、本社および立川、仙台、成田、三鷹、四谷の当社ならびに㈱新潟ジャムコ、㈱宮崎ジャムコ、㈱徳島ジャムコ、㈱ジャムコエアロマニュファクチャリング、㈱中条ジャムコの各グループ会社へと活動を拡大しました。2018年9月開始から2022年3月までの回収量は49.27㎏(49,270個分)となり、全国に展開したことで従業員の環境保全への取り組みの一つとして浸透しています。回収したケースは、当社からHOYA㈱へ提供した後に加工され、さまざまなリサイクル製品に生まれ変わり、その収益は公益財団法人日本アイバンク協会に寄付されています。

 

当社のプロジェクトへの取り組みについてはHOYA㈱ホームページ「アイシティecoプロジェクト企業の導入事例」で紹介されています。

 

[WEB]: アイシティ eco プロジェクト 企業の導入事例 | コンタクトレンズのアイシティ (eyecity.jp) 

㈱宮崎ジャムコ

㈱新潟ジャムコ

㈱中条ジャムコ

㈱徳島ジャムコ

㈱ジャムコエロマニュファクチャリング

災害備蓄品の寄付

2021年度は6 月と10 月の2 度にわたり、立川市社会福祉協議会へ災害備蓄品の寄付を行いました。この取組みは、災害備蓄品を賞味期限切れとなる前に、食料が必要な方々へ寄付することで有効活用し、フードロスを減らすことを目的としており、今回で3回目となります。寄付した災害備蓄品は立川市社会福祉協議会よりフードバンク立川を通し生活困窮者の方々へ配付されました。

使用済み切手の回収 • 寄付活動

2022年2月、当社は社内で回収した使用済み切手等を認定NPO法人に寄付しました。2021年と合わせて1,436gを回収しました。使用済み切手はNPO法人によって専門の業者に1kg=約1,500円で売却され、世界の子どもたちへのワクチン支援活動に活用されます。

当社作業服の購入が地球温暖化防止に貢献

当社の工場で使用する従業員の作業服は、オリジナルユニフォームとしてミドリ安全㈱に製作を委託しています。

 

ミドリ安全㈱では、地球温暖化を防ぐための取り組みとして「カーボンオフセット・ユニフォーム」を導入しています。カーボンオフセットは、地球温暖化の原因となるCO₂などの温室効果ガスの排出を減らす国際的な取り組みですが、当社の作業服1点の購入につき、自家用車が12㎞走行したときに排出する量に相当する約3㎏のCO₂削減に貢献できます。

 

当社が2021年4月から2022年3月の1年間に購入した作業服は、936㎏のCO₂削減に貢献しました。

ミドリ安全
オリジナル・ネーム
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ミドリ安全
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ミドリ安全発行オフセット証明書
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ミドリ安全発行オフセット証明書

㈱ジャムコエアクラフトインテリアズにおける消防団協力事業所認定

㈱ジャムコエアクラフトインテリアズでは消防団協力事業所(村上市からシルバーマーク、消防庁からゴールドマーク)の認定を受けており、その証としての表示証の交付を受けています。
この表示証は、協力事業所が地域への社会貢献を果たしていることを社会的に評価しようというものです。

協力事業所認定基準は下記の通りです。*新潟市ホームページより
1. 従業員が消防団員として、相当数入団している事業所等
2. 従業員の消防団活動について積極的に配慮している事業所等
3. 災害時等に事業所の資機材等を消防団に提供するなど協力をしている事業所等
4. その他消防団活動に協力することにより、地域の消防防災体制の充実強化に寄与しているなど、市長が特に優良と認める事業所等