生物多様性の取組み

当社は、気候変動や温暖化など地球環境の変化は、人や動植物にも大きな影響を与えることを認識しています。また、環境保全と生物多様性の課題に取り組み、環境全体に関する情報開示フレームワークである自然関連財務情報開示タスクフォース(Taskforce on Naturerelated Financial Disclosures:以下TNFD)へも深い関心を寄せています。
TNFDは2021年6月に立ち上がり、民間企業や金融機関が、自然資本および生物多様性に関するリスクや機会を適切に評価し、開示するための枠組みの構築が進んでいます。また、国際会計基準(IFRS)財団傘下のInternational Sustainability Standards Board(ISSB)は、生物多様性・生態系・生態系サービスに関する新たな基準設定プロジェクトを開始すると発表していることから、当社グループにおいてもTNFDの枠組みを基にした情報開示への取組みについて今後検討を進めていきます。
生物多様性保全活動においては、地域に根差した取組みとして、東京都が企業・NPOなどと連携して行なう自然環境保全活動である東京グリーンシップ・アクションに参画しています。里山の環境を維持するため、下草刈り、実生苗の植樹などの活動を通して、さまざまな植物が存続できる環境づくりに協力しています。